NHK大河ドラマ「光る君へ」第35回 予告「一条天皇と彰子の初夜」」第35話あらすじネタバレ解説!藤原彰子(見上愛)懐妊出産へ、ラブシーンはあるのか?藤原道長(柄本佑)まひろ(吉高由里子)第36回、第36話へ続く
動画をご覧いただきありがとうございます。今回は、9月15日放送第35話で、中宮彰子が、一条天皇への、秘めた思いを告白して二人の関係が、恋愛へと発展していく出来事について、どのように描かれ、その後の二人がどうなっていくのかについて解説していきたいと思います
第35話では、道長が、都で起こる、火災や病気などの度重なる不吉な出来事を鎮めるため、そして、中宮彰子の懐妊祈願のために、生涯初の御岳詣へ出発します。御岳とは、一般的には高い山のことをいいますが、今回の御岳詣とは、大和の国、現在の奈良県にある金峯山(きんぷせん)という山にあるお寺に祀られている蔵王権現をお参りすることをいいます。この御岳詣について、帝は、まひろの局をたずね、「中宮彰子の懐妊祈願とはいえ、命がけで御岳詣を行う左大臣道長の気持ちについて」まひろに聞きますが、まひろは「これは、親心であり、命がけでもしてしまうのが人というものだ」といいますが帝は「朕には、その思いは、とても重くのしかかる」と言った、プレッシャーのように感じる思いを打ち明けます。
一方、道長は出発から9日目に無事に金峯山(きんぷせん)寺に到着し祈願を終えると、出発から14日目に、無事に都へ戻ってきました。道長は、疲労困憊していましたが、まひろのいる藤壺を訪ねて帝と中宮彰子の様子を聞きますが、まひろは「お変わりはございません」といいます。それから数日後、中宮彰子が、まひろの書いた「光る君へ」の物語について「この物語に登場する、光る君が引き取った「若紫」という娘は、まるで自分のようだ」とまひろに話します。これは、幼い頃から入内して、我が家をはなれ、内裏で育った中宮彰子は、幼い頃から光る君に引き取られて育てられた「若紫」という娘の姿に自分と共通するものを感じていたとみられます。
この物語に登場する「若紫」とは第1話でまひろと道長が出会った場面のモデルとなった人物で、子供の頃、飼っていた雀を召使の「犬君」という女の子に逃されてしまった女の子です。主人公の光源氏は、その様子を垣根の影から見ていましたが、この女の子が、自分が愛した「藤壺」という女性の姪に当たるため、姿形がよく似ていたため、光源氏はこの子供を自分好みも女性に育ててみたいと、強引に連れ去ってしまいます。しかしこれは、叶わぬ恋の「藤壺」に似ていたからでありあくまでも藤壺の身代わりとしてのことでした。
そして中宮彰子は「この娘は、これからどうなるのであろうか?」とまひろに聞くとまひろは「中宮様は、どうなれば良いとおおもいでございますか?」ときくと、中宮彰子は少し考えて「光る君の妻になるのがよい」といいます。その言葉を聞いたまひろは、中宮彰子が、一条天皇の、真の妻になりたいという願いが込められると感じ、「その、息づくお心の内を、帝におつたえなさいませ」と彰子にいいます。するとちょうどその時、一条天皇が藤壺を訪れ彰子は勇気を出して「おかみ、お慕え申しております!」というと、思いが溢れ、泣き崩れしまいました。その様子をみた一条天皇は、その彰子を置いてその場を立ち去ってしまいますが次回予告をみますと、一条天皇は「いつの間にか、大人になっておったのだな。」というシーンが登場します。そして、後日、一条天皇から「今夜、藤壺に参る」という伝言が届きその夜、一条天皇が、彰子の元を訪れ、自ら彰子に近づき、抱き寄せ、二人は初めて、肌を重ねていきます。そして36話へと続いていきます。
さあ、どうなっていくのでしょうか?
このあと、この二人のシーンがどこまで描かれるのか?そしてその後の二人の関係がどう変わっていくのかについては今のところ、正確な情報はありませんが、光る君に連れ去られた「若紫」は、光る君のやしきにすまわされ、若草のように清純可憐で聡明、そして素直であったことから、藤壺にも劣らぬ理想な情勢に育てようとした光る君の期待を裏切ることなく非の打ち所のない女性へと成長していきました。そして光る君が22歳になった年に、正妻の葵の上がこの世をさり、14歳となった紫の上は晴れて光る君と新枕を交わしました。以後、紫の上は、いつも、光る君と同じ屋敷に住む大事な妻として重んじられました。こうして、二人は、この先も、ずっと幸せに暮らしたとおもわれますが。光の君は、朧月夜の君との不義密通により、都を追放され、摂津国の須磨にながされ紫の上は、一人、光る君の屋敷に取り残されます。さらに、その間も、光の君は、須磨から隣国の播磨の明石に移って播磨前司入道の娘の明石の君と出会い、その娘の腹に、娘を産ませます。自分はまだ、光る君の子供を産むことのできなかった紫の上でしたがその明石の子の生んだこを手元に引取、自分が養い親となり、将来の后となれるよう恥ずかしくない最高の教育を施します。こうした部分も定子の残した、敦康親王を引き取って、我が子のように育てた中宮彰子の境遇ともよく似ています
今回は、中宮彰子と一条天皇の関係と、源氏物語に登場する光源氏と紫の上の関係について、解説をさせていただきました
本日は最期までご視聴いただき、ありがとうございました。
また次回動画もどうぞお楽しみに。
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参考資料
NHK出版「光る君へ」後編
東京ニュース通信社「光る君へ」Book2
国文学研究資料館所蔵
小学館:学習まんが人物館
講談社現代新書:紫式部と藤原道長
NHK(C)
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie
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ストックサービス「Audiostock」
コメント
朧月夜も、明石の君も、すごすぎる。紫の上も娘を引き取って、立派ですね
紫の上は、紫式部のことかもしれませんね。そうなると、道長が光る君だとしたら、まひろは、先になくなってしまいますね。紫の上がなくなってからの光源氏は、変わり果てたように、情けない男として書いてますからね。
紫の上は紫式部が「もし道長と一緒になったら」と言う推察で生まれた物語で間違いないと34話でわかりました。史実かどうかわかりませんが、赤染右衛門が夫が外で作った子どもを育てたととうとつな場面がありましたが、紫の上がその後の明石の姫君を養育した物語の伏線かなと感じました。ただ、彰子も紫の上の面影も混じっていると思います。
不細工彰子とあんぽんたん一条帝の恋愛ドラマなんか面倒くさい。ので、三条帝と道長の争いとか、彰子vs妹の研子(きよこ)というのかな?の血で血を洗う諍いとか楽しみ。道長も、彰子も嫌いなので、身内で揉めるのは楽しみなのだ。さてさて、大石静は阿呆だからおかしな脚本にすんのか?
出来れば、脩子内親王も成人させて、定子、一条帝の敵討ちをして欲しい。道長と争って欲しい。道長は左大臣だが、脩子内親王は一品宮様
左大臣なんか、へっでもないから。
不細工彰子とあんぽんたん一条帝の恋愛ドラマなんか面倒くさい。ので、三条帝と道長の争いとか、彰子vs妹の研子(きよこ)というのかな?の血で血を洗う諍いとか楽しみ。道長も、彰子も嫌いなので、身内で揉めるのは楽しみなのだ。さてさて、大石静は阿呆だからおかしな脚本にすんのか?
出来れば、脩子内親王も成人させて、定子、一条帝の敵討ちをして欲しい。道長と争って欲しい。道長は左大臣だが、脩子内親王は一品宮様
左大臣なんか、へっでもないから。
今、50代後半だけど、高校生の頃流行った「あさきゆめみし」を読んだ人が多く、子供たちに引き継がれ
源氏物語に詳しい人が多いです。「光る君へ」はこの層がないとここまで話題にならなかったと思われます。
大和和紀さんの織り成す、漫画での雅と物語への洞察も見事なものでした。
特に三宮が現れてからの紫の上の苦しみと光る君の後悔と老いの部分が良かった。
人生無常!紫の上が「生きているこの地上が美しくて愛おしい」「貴方なしにどう生きていられたか」
と亡くなっていったところは涙なしには読めなかった。源氏物語の原文もそうなのかな??
(私みたいに「あさきゆめみし」をソースとしている人が多い鴨)
まひろと三郎の別れを大石マジックでどう描かれるのか、、本当に楽しみだし、令和発の「光る君へ」も
そのまま後世に残ると良いですね。
今、50代後半だけど、高校生の頃流行った「あさきゆめみし」を読んだ人が多く、子供たちに引き継がれ源氏物語に詳しい人が多いです。「光る君へ」はこの層がないとここまで話題にならなかったと思われます。
大和和紀さんの織り成す、漫画での雅と物語への洞察も見事なものでした。
特に女三宮が現れてからの紫の上の苦しみと光る君の後悔と老いの部分が良かった。
人生無常!紫の上が「生きているこの地上が美しくて愛おしい」「貴方なしにどう生きていられたか」と亡くなっていったところは涙なしには読めなかった。源氏物語の原文もそうなのかな??
(私みたいに「あさきゆめみし」をソースとしている人が多い鴨)
まひろと三郎の別れを大石マジックでどう描かれるのか、、本当に楽しみだし、令和発の「光る君へ」もそのまま後世に残ると良いですね。
とても失礼ですが話し方が外国人のようですが、内容はとても良いと思います。
まひろは若い一条帝にとっても家庭教師みたいな存在だったのかもしれない