【NHK大河ドラマべらぼう第17回(17話)ネタバレ次回予告解説】GW東京観光浅草へ!蔦屋重三郎(横浜流星)唐丸の正体?北川豊章(喜多川歌麿)染谷将太登場!誰袖登場花魁・誰袖(福原遥)妻てい(橋本愛)

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NHK大河ドラマ『べらぼう』第17話(17回)のネタバレ解説。蔦屋重三郎(横浜流星)をめぐる瀬川(小芝風花)、花魁・誰袖(福原遥)将来の妻てい(橋本愛)の父親?丸屋小兵衛、誰袖初登場、そして唐丸(渡邉斗翔)の動向、喜多川歌麿(染谷将太)、北川豊章の正体注目ポイントをわかりやすく解説!#かしまし歴史チャンネル

このチャンネルでは2025年度NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のドラマ解説をしています。NHK出版より発売されます公式ガイドと完全小説版を元に、重要な出来事、登場人物の情報などを解説します。

第16話内容振り返り
第16話では、瀬川が去ったあと、蔦重は彼女との約束を守るために『伊達模様見立蓬莱(だてもようみたてほうらい)』という黄表紙を作り上げました。この物語は、第14話で瀬川と蔦重が「一緒に本を作ろう」と語り合ったあの場面。瀬川が考えたストーリーを、蔦重が忠実に原稿に起こし、挿絵まで手がけたものです。亀を助けた瀬川は、亀の化身に助けられ、龍宮城に向かうという、恩が恩を呼ぶ幻想的な物語。蔦重の考えた挿絵の中には、亀の背中に乗っている様子も描かれていて、瀬川の物語をそのまま物語としても再現していることがよくわかります。そして、蔦重が幕を開けて、桜の木に短冊を吊るすラストシーン。本のタイトルが風に揺れて、まるで瀬川に届くかのようでしたね。この本が飛ぶように売れ、瀬川もきっとどこかで手にして微笑んでいる。そんな気がして、胸が熱くなりました。そして平賀源内の最期シーンでは、平賀源内の辞世の句、「乾坤(あめつち)の手を縮めたる氷かな」というと、にやりと微笑みましたこの意味は「おお寒い、天地さえ手を引っ込めたい寒さだ(笑)」という 江戸っ子らしさと皮肉、さらには死に際でも言葉遊びを忘れないユーモアと才気をにじませた表現だったのではないでしょうか?

第17話の解説ポイント
1️⃣伊達模様見立蓬莱大ヒットの理由
第17話では、蔦重が新しく開いた「耕書堂」には、『伊達模様見立蓬莱』を買い求めるお客さんが殺到し忙しすぎて、りつさんや次郎兵衛さんまで手伝うほどでした。中には本よりも、蔦重に会いに来るお客まで現れます。その理由は、「碁太平記白石噺」という浄瑠璃の新作。その中の「新吉原の段」に登場する貸本屋「本重(ほんじゅう)」が、蔦屋重三郎のことだと噂になったからです。作者は、りつの知り合い・烏亭 焉馬。芝居の中で店を宣伝してもらう代わりに、吉原の情報を提供していたようです。芝居の中には「女郎さんがたの名前書きつけてくださりません。細見急ぎます?」というセリフが登場します。そんなセリフを期待して芝居を観た人たちが、実際に吉原の蔦重を訪ねる…まさに現代でいう「聖地巡礼」。社会現象のようになっていきました

2️⃣蔦重と鶴屋が対立の末、仲良く日光旅行?
そして耕書堂の本は、今まで江戸市中では扱ってもらえていませんでしたがそれが逆に、吉原まで足を運ぶお客さんが増え、吉原全体も繁盛していった結果へとつながっていったようです。それを快く思わなかったのが、鶴屋さんと西村屋さん二人は江戸界隈の彫師たちに圧力をかけ、「耕書堂の仕事を受けるな」と回ります。蔦重がいつものように、腕利きの彫師・四五六(肥後克広さん演)に頼みに行くと…やはり断られてしまいました。しかしここで、蔦重の逆転の一手。「じゃあ、1ヶ月分の仕事をうちの往来物で全部埋めてしまいます」と申し出たのです。これには四五六も納得。蔦重は見事にこのピンチを切り抜けました。しかし、こんなに対立しあった蔦重とツルヤさんですが、歴史の記録をみますと、のちに二人は協力関係になっていくようなんです。山東京伝の本を共同出版したり、日光に一緒に旅行に行ったという記録ものこされてます

3️⃣ 家基、武元、源内殺しの犯人を探る
家基や武元の死をめぐって、幕府内部ではさまざまな憶測が飛び交います。とりわけ田沼意次は、自分が黒幕と疑われていることを察しており、静かに真犯人を探り始めました。一連の謎の死で、次の将軍のポジション、西の丸の座を狙うのは誰なのかまず、家基の死によって最も利益を得るのは、御三家(尾張、紀伊、水戸)と御三卿(田安、清水、一橋)とされましたが、御三家には該当する男子がいないため、事実上の候補は御三卿に絞られます。田安家は当主が不在。残るは清水家と一橋家です。しかし清水家当主・重好も、一橋家当主・治済も、いずれも西の丸を辞退する意向を示します。一橋治済は、第16話で源内の原稿を焚き付けにして焼き芋を焼くという、なんとも象徴的なシーンが描かれました。あの芋は、息子・豊千代が婚約している薩摩藩主・島津重豪の娘・茂姫の縁で、薩摩から届けられたものかもしれません。こうして意次は、もはや西の丸に座る者がいないならば、将軍・家治自身に新たな子をもうけてもらうしかないと考えます。そこで登場するのが、亡き御台所に瓜二つの女性・鶴子。果たしてこれは偶然なのか

4️⃣誰袖登場。ビジュアル公開
そして注目の新キャラ、大文字屋の振袖新造「かをり」が、ついに「誰袖(たがそで)」の名を継ぎ、大文字屋の看板花魁として登場します!この「誰袖」という名前は、江戸の吉原で実際に語られた伝説的な花魁の名前であり、後世の狂歌や浮世絵にも登場する存在です。ドラマでは、彼女が蔦重の前に現れることで、瀬川とはまた異なる形で蔦重の心を大きく動かすことになります。さらに歴史的には、この誰袖は、蔦重の出入りする狂歌サロンである「大田南畝」や「朱楽菅江」などの文化人たちとも交流を持ち、幕府勘定奉行の土山宗次郎や、田沼意次の息子・意知、ひょうろくさん演じる 松前廣年(まつまえ・ひろとし)松前道廣の弟で、松前藩の江戸家老などとも関係を持つなど、政と文化のはざまを自由に渡る、まさに時代のミューズとなっていきます。蔦重にとって、誰袖は瀬川とは全く違う影響を与える存在。歴史では幕府勘定奉行の「土山宗次郎」から1200両で身請けをされ、その後、土山は幕府の金に手をつけ衝撃的な最期を迎えていきます。

5️⃣源内先生!再び登場
そして第17話では、田沼意次は三浦を伴い国元の遠江国相良(現在の静岡県牧之原市)をたずね、源内先生との思い出にふけるシーンも描かれます。田沼意次は相良に城を築城していてその造成工事の検分のためにやってきました。相良の町は大変栄えていて、それは過去に意次と平賀源内がこの地を訪れ、どうしたら町が栄えるかなんども語り合った結果だと思い出します。「源内は城の建築より、まず何よりも民が使う街道や、港を整備し、民が富む仕掛けをつくる。さすれば自ずと田沼様が富むことになるのさ」と言った通りの国になっていきました。源内にもこの景色を見せたかったと、意次の中にある源内への尊敬、そして未練のような感情が滲んでいるようにもおもえます。

6️⃣意知まで暗殺か?佐野政言が再登場
第6回で登場した佐野善左衛門政言が、再び再登場します。6話では家系図を手に田沼屋敷を訪れ、意次の嫡男 意知に「田沼家の祖先は、かつて佐野家の末端家臣だった。家系図を改ざんしていいから、その代わりよい役職が欲しい」と告げるシーンがありましたがちょうどその時機嫌の悪かった意次はその家系図を池に投げ入れてしまいました。今回もまた、意知は佐野政言を幕府の重要なポストに付けてほしいといいましたが、意次はすぐに頭の中から消えてしまいます。

7️⃣蔦重の妻の店、丸屋の主人小兵衛登場 
そしてもう一人、新キャラ、丸屋小兵衛が登場します。当時往来物を多く手掛けていた、日本橋通油町の地本問屋 豊仙堂「丸屋」の小兵衛が地本問屋の集まる会場に駆け込んでくると
小兵衛は蔦重の開いた耕書堂に、かつて上得意だった手習いの師匠をごっそりもってかれましたとボヤきます。史実をみますと、この丸屋小兵衛はこの店の主人で、この先、蔦重はこの店ののむすめ「てい」と結婚するようですが今後、蔦重と何かしらのかたちで絡んでくることは間違いないようですね。

8️⃣行方不明唐丸の正体発覚
そして最後に、第5話で行方不明になっていた唐丸が、ついに見つかりそうです!唐丸というのは、物語上では重要な秘密を握っている人物です。第17話で蔦重は商売のために他の版元が出版してる青本を読んで勉強してると、その中に北川豊章という絵師が書いた絵をみつけ、この絵が以前蔦屋で居候していた唐丸が模写した絵とそっくりで、蔦重はおどろきました。蔦重はこの絵と北川豊章のえをならべある仮説をひらめきます。ひょっとしたらこの絵は唐丸が書いたんじゃないかと思い、蔦重はすぐにこの北川とよあきの元をたずねていきますがさあどうなるのでしょうか?

GW、VRで超体験!大江戸の世界へ!
NHK「歴史探偵 べらぼうコラボスペシャル よみがえる大江戸」
会場は東京国立博物館 平成館1F ガイダンスルーム実施期間:4月22日(火)〜6月15日(日)

第17話 乱れ咲き往来の桜
1️⃣浄瑠璃に蔦屋が登場!蔦重が一躍江戸の人気者へ
2️⃣蔦重、彫師の四五六から仕事を拒否される 
3️⃣新之助3年ぶりに吉原に戻る(平賀源内のつてで百姓)おふく(うつせみ)と一緒に
4️⃣往来物を出版「耕作往来」
5️⃣蔦重が彫師に毎年20両の仕事を発注する約束をする
6️⃣誰袖登場。蔦重に身請けをしてとせがむ
7️⃣北川豊章登場(のちの喜多川歌麿)蔦重は豊章の絵をすぐに唐丸の描いた絵だと見破る

第18話 歌麿よ、見得は一炊夢(いっすいのゆめ)
1️⃣北川豊章は博打好きの50代武家崩れの男!喜多川歌麿(二人羽織)
2️⃣唐丸は知らんぷり。あくまでも他人のふりを貫く
3️⃣唐丸は捨吉(すてきち)身を売る仕事をしている
4️⃣喜三二が男性機能不全、薬がききすぎて男根が巨大化する夢にうなされる
5️⃣唐丸がついに過去の出来事を話す(母親殺しで脅された)
6️⃣鳥山石燕登場から絵を教わる
7️⃣駿河屋の養子の勇助になりかわる
8️⃣この男は志水燕十(しみずえんじゅう)

第19話 鱗の置き土産
1️⃣大文字屋市兵衛死去(偲ぶ会)1781年
2️⃣鳥居清長登場(西村屋)
3️⃣蔦重と鱗形屋が再び手を組む
4️⃣大田南畝登場
第20話 寝惚けて候
第21話 蝦夷桜上野屁音
第22話 小生、酒上不埒にて
第23話 我こそ江戸一の利者なり
第24話 げにつれなき「日本橋」

【出演】
主演 蔦屋重三郎役
俳優 横浜 流星さん
平賀源内役
俳優 安田 顕さん
花の井(五代目瀬川)役
俳優 小芝 風花さん
田沼意知役
俳優 宮沢 氷魚さん
長谷川平蔵宣以役
俳優 中村 隼人さん
松平武元役
俳優 石坂 浩二さん
鱗形屋孫兵衛役
俳優 片岡 愛之助さん
駿河屋役
俳優 高橋 克実さん
須原屋市兵衛役
俳優 里見 浩太朗さん
田沼意次役
俳優 渡辺 謙さん

動画内参考資料 引用
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~前編 (NHK出版)
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~「THE Book1」(東京ニュース通信社)
NHK2025年大河ドラマ完全読本(産経新聞出版)
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺単行本、完全小説版第2弾二 (2)NHK出版
江戸を照らせ(小峰書店)
東京都立図書館
国文学研究資料館所蔵
国立文化財機構所蔵品統合検索システム
東京都立中央図書館蔵
フリー素材 いらすとや
動画AC
Wikipedia
NHK(C)
べらぼう公式サイト
https://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/
berabou_nhk(べらぼうインスタグラム)
日本最大級の著作権フリーBGM・効果音
ストックサービス「Audiostock」
サウンドプロダクション吟
OPジングル:音筏アドレス:https://rotmcits.com/

コメント

  1. かをりさんの解説も聴きやすくていいですね。ゆっくり最後まで見れました

  2. まひろさんは、もうゴールデン・ウィークかな?VRイベントもいってみたいです。

  3. ゆったりできました。光る君への解説も思い出しました。安定の解説でした。

  4. かおり改め「誰袖」はデビ婦人だよ。 インドネシアのスカルノ大統領の第三夫人(夫はイスラム教徒だから三婦人まで合法)銀座高級クラブの売れっ子がスカルノ大統領に気に入られ結婚した。 身請けやんか。 銀座高級クラブの売れっ子は頭がいいし芸達者人当たりもいい。体は売らない花魁よ。そしてインドネシアに行ったらアジアの要人や世界の要人多数とパーティー等で会う。おそらくいろいろ知る。 聞いた話だが、 外務省が東南アジアの情勢どうなってます? と デビ婦人にお伺いに行っていた(俺の妄想)。 
    バラエティーに出るデビ婦人を見てわかるように アホの贅沢三昧の人ではないですよ。 
    振袖新造「かおり」について 次郎兵衛兄さんも言ってたぜ。「かおりは怖い女」。 
    今後の花魁「誰袖」の手練手管が楽しみです。

    追伸 解説員の「かおり」さん この人 大人の色気がありすぎる。 少女ソプラノボイスが流行る昨今。 アルトボイスは知性と大人の色気オーラ。 その声に魅せられてラインの淵で溺れそう。

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