NHK大河ドラマべらぼう第16回次回予告第16話ネタバレあらすじ解説!蔦屋重三郎(横浜流星)瀬川(小芝風花)平賀源内(安田顕)蔦重栄華乃夢噺、森下佳子「さらば源内見立は蓬莱」「伊達模様見立蓬莱」

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このチャンネルでは2025年度NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のドラマ解説をしています。今回の内容はNHK出版、大河ドラマべらぼう蔦重栄華乃夢噺完全小説版を元にあらすじ解説、重要な出来事や登場人物の情報などを解説します。ネタバレ要素を含みますがドラマの世界感が理解できドラマがもっと楽しくなる情報を独自の目線で解説いたします。

第15話冒頭では蔦重が瀬川との新婚暮らしシーンが登場しましたが、それは瀬川を探し疲れ、その場で寝込んでしまった蔦重の夢話でした。そして15話では今まで、明るく楽しかった
源内先生の様子に異変がおこりました。また、のちに有名絵師となる、北尾政演、のちの山東京伝も登場しました。一方、幕府内では10大将軍徳川家治の嫡男、家基が鷹狩の最中に突如急死してしいました。しかしその不自然な死に、暗殺ではないかと疑った松平武元と田沼意次は調査に乗り出しましたが、その矢先、武元までが何者かに狙われしまいました。

ポイント1第16話タイトルさらば源内?見立は蓬莱に隠された謎とは?
第16話のタイトル「さらば源内、見立は蓬莱」の意味は前半の「さらば源内」はこの意味そのまま。そして「見立は蓬莱」の意味は「見立」とは「実際の物事を、別の形やモチーフで表現すること」で、風景や人物を、花や鳥といった、花鳥風月に見立てることです。「蓬莱(ほうらい)」という言葉は、初めて聞かれる方も多いのではないかとおもいます。蓬莱とは、中国神話に由来する仙人が住む理想郷の山で、不老不死、永遠の命・極楽浄土の象徴として知られまています

16話で蔦重は初めて黄表紙の原稿を自分で書いて、それを喜三二に読んでもらうシーンがありますが、その物語のタイトルが「伊達模様見立蓬莱」というタイトルです。そしてその蔦重の書いた原稿を読み終えた喜三二は「いやいや、いい出来になったんじゃない」と蔦重にいうと、蔦重は「本当ですかあ」と喜ぶわけなんです。すると喜三二は「恩が恩を呼ぶめでてぇ、いい話だよ」「共に考えてた人もきっと喜ぶよ」というんですが、これ、みなさんピーンと来たひともいるかとおもうんですが、第14話で瀬川と蔦重が二人で協力して大当たりする本を出そうと言ったときに瀬川が蔦重にいった、「恩が恩を生んでく、そんなめでたい話がいいよ」というセリフがそのまま含まれているのに気づかれたでしょうか?どういうことかいいますと「見立は蓬莱」というタイトルは、 現実の厳しさを直接描くのではなく、それをめでたい物語、いわゆる蓬莱のような理想郷に見立てて楽しもうという意味合いがあるんじゃないかと思われ、それは瀬川と蔦重の間の取り決めでもある「先がわからないときは、いいように考えよう。おもいっきり楽しいことを想像しよう。というメッセージが込められてるんじゃないかと思うんです。そして14話では瀬川と蔦重は「二人で何か大当たりする本を考えよう」と話すシーンでは、瀬川の考えた瀬川ものを出そう。と約束をしたわけですが、鳥山と離縁したあとに、その夜ふたりはで結ばれて、そこでまた物語の話をするわけなんですが瀬川が「検校は亀の化身てのはどうだい」「助けた亀が恩がえしにくるんだよ。で瀬川は身請けされ龍宮城にいくのさ」というと、蔦重が「浦島太郎じゃねーか」といって襖絵(ふすま)に亀の絵が登場しました。そしてさらに瀬川は「で、そりゃもう楽しく遊んで間夫(まぶ)のところに帰るのさ」「よそのひとは検校を悪役にかけるけど、わっちはかけないよ 。そりゃあもう大事にされたからさ、巡る因果は恨みじゃなくて、恩がいいよ。恩が恩を生んでくそんなめでたい話がいい」といいましたが、その瀬川の言葉を噛み締めて蔦重が書いた原稿にが この「伊達模様見立蓬莱」という本なんです。

この「伊達模様見立蓬莱」はみなさんもインターネットを通じて国立国会図書館で
「伊達模様見立蓬莱」
https://dl.ndl.go.jp/pid/8929638/1/1
でみれます。ぜひ皆さんの目で直接みていただいて、想像を膨らませていただいてまた感想やコメントでいただけたら嬉しいです。また、もしこの「伊達模様見立蓬莱」の詳しいあらすじをご存じの方がいましたらぜひ教えてください。よろしくおねがいします

ポイント2龍宮城に行った瀬川が鳥山検校の元へ戻る?物語から読み取るその後の瀬川の行へ
ポイント1で紹介しました「伊達模様見立蓬莱」の内容を元に、蔦重の元を去ったあとの瀬川がどこで何をしてるのかについて、考察していきたいとおもいます。前回の15話の解説動画では、江戸時代の風俗作家、喜多村筠庭(きたむらいんてい)さんの残された筠庭雑考(いんていざっこう)に書かれていました実在の瀬川のその後を、紹介させていただきましたが、今回はこのドラマの中の瀬川が、この先どう描かれるていくのかを、先程ご紹介しました「伊達模様見立蓬莱」の内容と第14話のあらすじを踏まえて考察していきます。「伊達模様見立蓬莱」の1ページ目をみてみますと、文章の書き出しが「いつの比(ころ)からや、あの付人(つけびと)瀬川乃万年…」と書かれているように見えます。この原文を現代語訳してみますと、「いつのころからであろうか(いや、昔からなのかもしれない)」という書き出しで、これは黄表紙などでよくある、話の導入の定番句で。「さてさて、いつの話か定かではないが、あの瀬川の万年という付き人のことじゃ…」という感じに読み取れますが、この付人と、万年の意味なんですが、「付人」が瀬川の「つけびと(おつきの人)」としての意味なのか、あるいは冗談めかした比喩(間夫=愛人など)なのか、また、万年というのは人名なのか、万年一緒にいた人=長年の付き人)なのかこの部分だけみましても、どちらとも読み取れる内容になっていますよね。

そしてこの物語を挿絵のみていきますと
1️⃣瀬川らしき人物が「竜宮城」のような場所にいますと、上から釣り糸のようなものが降りてきまして
2️⃣船の上から網と釣り竿で、なにやら海の底から瀬川を連れ出そうといている絵が見えます。

そして、もう1度14話で瀬川が蔦重に話した物語の内容を思い出してみますと「鳥山は亀の化身てのはどうだい?」「助けた亀が恩がえしにくるんだよ。で瀬川は身請けされ龍宮城にいくのさ」「で、そりゃもう楽しく遊んで間夫(まぶ)のところに帰るのさ」といっていましたので、瀬川は鳥山のという亀の化身の元に身請けされ、その後、間夫が船でやってきてですね、
釣り竿で釣られて、間夫(まぶ)のところに帰る という筋書きと一致していますよね。さらに「よそのひとは検校を悪役にかけるけど、わっちはかけないよ 。そりゃあもう大事にされたからさ、巡る因果は恨みじゃなくて、恩がいいよ。恩が恩を生んでくそんなめでたい話がいい」といっていますので、最期の絵からみてもですね、みんな楽しそうに亀の背中にのっていますのでひょっとすると瀬川は、恩が恩を生んでく、蔦重の元には戻らず再び亀の背中に乗って鳥山の元に戻っていったのかもしれないですが、みなさんは、どうお感じになられたのでしょうか?ぜひまた感想などコメント欄にお寄せください。お待ちしています

ポイント3 蔦重の妻「てい」を演じる橋本愛さんが語る蔦重との結婚理由について
今回、蔦重の妻役を演じます橋本愛さんがNHKのインタビューでこのように話してます。「私もずっとべらぼうのオンエアーをみてきて、元花の井さん、瀬川さんとの初恋も描かれるので、すごいプレッシャー」だと話していまして、「それでなんで蔦重が、この人を好きになったのかということが、この物語の重要なヒントが隠されている気がします」と話していらっしゃいますので、蔦重は何らかの理由でこの妻に、この先こころを惹かれていくんだとおもうんですが、実はこの妻になる「てい」の住んでる家は日本橋丸屋っていう、有名な地本問屋だったんですが、ある理由で経営が傾いて、店を売り出すんことになるんです。このていさんは、大変、生真面目な性格で、過去に一度婿をとっているんですが、その婿が、結婚するまでは、すごく優しくて、もうアプローチをしてきたもので、ていさんも30歳で独身でしたので、世間体もありましたし、親を安心させたいという気持ちからとびついて一緒になったんですが、結婚後まもなく、旦那は、店の金を使い込んで吉原通いをにはまっていって、結局離縁してしまうわけなんです。蔦重には罪はないんですが、元旦那のこころを奪って生活をめちゃくちゃにされた、吉原という名前を聞いただけでですね、口も聞きたくないくらいの嫌悪感をもっていたようなんですが果たして、その二人がどうして結すばれていくのかが、この先の注目ポイントなっていくようですね。

ポイント4 撮影トラブルか?4月27日放送第17話突如放送休止で翌週にずらす理由とは?
来週4月20日16話が放送、次週の4月27日は1回おやすみ17話は5月4日に放送
4月27日「ありがた山、スペシャルという」特別番組が放送される予定、べらぼうの名シーンが登場して、前作「光る君へ」で清少納言役を演した、ファーストサマーウイカさん、松葉屋のおかみさんいねさん役の水野美紀さん、そして喜三二役の尾美としのりさんと一緒に16話までの内容をふりかえります。

第17話 乱れ咲き往来の桜
1️⃣浄瑠璃に蔦屋が登場!蔦重が一躍江戸の人気者へ
2️⃣蔦重、彫師の四五六から仕事を拒否される 耕書堂の仕事を受けたら他の本屋が干すとのこと(鶴屋と西村屋)
3️⃣新之助3年ぶりに吉原に戻る(平賀源内のつてで百姓)おふく(うつせみ)と一緒に
4️⃣往来物を出版「耕作往来」
5️⃣蔦重が彫師に毎年20両の仕事を発注する約束をする
6️⃣誰袖登場。蔦重に身請けをしてとせがむ
7️⃣北川豊章登場(のちの喜多川歌麿)蔦重は豊章の絵をすぐに唐丸の描いた絵だと見破る

第18話 歌麿よ、見得は一炊夢(いっすいのゆめ)
1️⃣北川豊章は博打好きの50代武家崩れの男!喜多川歌麿(二人羽織)
2️⃣唐丸は知らんぷり。あくまでも他人のふりを貫く
3️⃣唐丸は捨吉(すてきち)身を売る仕事をしている
4️⃣喜三二が男性機能不全、薬がききすぎて男根が巨大化する夢にうなされる
5️⃣唐丸がついに過去の出来事を話す(母親殺しで脅された)
6️⃣鳥山石燕登場から絵を教わる
7️⃣駿河屋の養子の勇助になりかわる
8️⃣この男は志水燕十(しみずえんじゅう)

第19話 鱗の置き土産
1️⃣大文字屋市兵衛死去(偲ぶ会)1781年
2️⃣鳥居清長登場(西村屋)
3️⃣蔦重と鱗形屋が再び手を組む
4️⃣大田南畝登場

第20話 寝惚けて候
第21話 蝦夷桜上野屁音
第22話 小生、酒上不埒にて
第23話 我こそ江戸一の利者なり
第24話 げにつれなき「日本橋」

動画内参考資料 引用
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~前編 (NHK出版)
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~「THE Book1」
(東京ニュース通信社)
NHK2025年大河ドラマ完全読本(産経新聞出版)
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺単行本、完全小説版第2弾二 (2)NHK出版
江戸を照らせ(小峰書店)
東京都立図書館
国文学研究資料館所蔵
国立文化財機構所蔵品統合検索システム
東京都立中央図書館蔵
フリー素材 いらすとや
動画AC
Wikipedia
NHK(C)
べらぼう公式サイト
https://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/
berabou_nhk(べらぼうインスタグラム)
日本最大級の著作権フリーBGM・効果音
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サウンドプロダクション吟
OPジングル:音筏アドレス:https://rotmcits.com/

コメント

  1. 綺麗なお姉さんが出てきた!

  2. まひろさん、寧ろ彰子様に似てらっしゃいますね。
    見立蓬莱ですが、万年とあるのは亀のことだと思いました。
    蔦重は日本橋に地本問屋として展開するために、本屋の主人はてい、という体で店を始めるのだと思います。結婚した真の目的は商いのためでしょうが、偽装結婚ではなく、お互い心惹かれるところがあったと思います。本を愛する気持ちは共有していると思います。

  3. 瀬川が鳥山の元に戻るってのもありそうな話。そういえば鳥山さんの顔も亀みたいな顔だったしな

  4. 真尋さんって一体どういった人なんですか?、歴史の知識が凄そうだし、凄く美人さんなのでファンなのですが

  5. 一気に見ちゃった。まひろさんが若返ったよ❤嬉しい☺️

  6. 国会図書館開けました。[伊達模様見立蓬莱] 出てきました。こんな下調べずっとやっているんですね。大変な作業量だ。前に吉原にも実際に現地調査行ったとのこと、私も江戸の町が好きで、このドラマに関係ないけれど吉良邸跡から泉岳寺まで実際に歩いてみたことがあると自慢話を書こうと思ったのですが書かなくて良かった。過去動画見ると [徳川家康 伊賀越え] 実際に歩かれたそうですね。 いやいやご立派、これからも広い知識と経験から色々な事を教えて下さい。お願いします。
    さて 浦島太郎 ですが、 これは私にとって幼児のころ初めて聞いた(字が読めない)頃から非常にミステリアスな物語です。
    それはさておき、瀬川は鳥山に会いに行き大歓待を受けるそして、間夫蔦重に釣上げられる。 そりゃあないだろぉ と思います。 針がかかった瞬間今度こそ脇差で刺す。相対死に、というか無理心中。ではないかな?
    若しくは、卓上のホタテ貝殻に銀の箸で「おさらばえ」と走り書きして針にかけ蔦重に別れを告げる、鳥山と宴を続ける。おっとこれは劇中劇みたいな[伊達模様見立蓬莱]だった。

    ドラマ上 瀬川と鳥山が再婚したら話がこじれる、それでも一緒になるなら添い遂げてほしい。そして蔦重にはチョッカイかけてほしくない、手の届かない遠くに行ってほしい。 と思います。

    「浦島太郎」ミステリアスと申しましたが、(以下暇なら読んでね程度の話)
    子供のころずーと不思議なのは、乙姫様がなんで開けると老人になってしまうような、恐ろしいおみやげ「玉手箱」を渡したか。「そんなのいらんわぁ」 子供のころからずうっと思っていました。
    大人になって考えついたのは、乙姫は浦島太郎に今後も竜宮にいて夫婦になってほしかったのです。だから大歓待したのに、屁理屈こねて帰ると聞かないのです。そこで殺意を覚えました、宝石サンゴに囲まれた富と食料の宝庫、竜宮大御殿とその道順を知っているからです。
    そもそも乙姫様は海の帝王その帝国「海」の面積は全大陸の二倍以上、検校の全財産なんか泡沫よ。
    亀を助けたくらいで、こんな大歓待やると思いますか? 婚活ですよ 婚活 それを見事に袖にして さらに竜宮の富の秘密を知っている。 私を振った、秘密も知った、「口止めや」 そこで玉手箱を持たせて浜に返す。しかし使いの亀に申し付けて似たような別の海岸に連れて行かせる。 浦島太郎は着いたところが全く変わっているので(別海岸だもん) 混乱する。途方に暮れて行く所もなく、やることないので開けるなと言われた玉手箱を開ける、中に入っていたのは海底熱水鉱床噴出孔で収集精製した[高濃度びらん性毒ガス]。 太郎が箱を開ける、白煙となった毒ガスがパァっと昇る、煙が去ると皮膚はただれ皺だらけ、髪は脱色総白髪 太郎の骸(むくろ)が横たわる。 と相成りましてございりまする。

    歳を重ね邪悪にまみれたジジイわたくしめには、浦島太郎にあまり良いイメージがありません。
    私には「恩には恩」と「浦島太郎」は結びつかないのです玉手箱のせいで。 童話の夢を壊してすみません。以上です。

  7. なぜウインク⁇

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