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このチャンネルでは2025年度NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のドラマ解説をしています。今回は6月22日放送予定の第26回「瀬川と蔦重子育て謎の絵師写楽誕生」の重要な出来事や登場人物の情報などを予測して解説します。ドラマの世界感が理解できドラマがもっと楽しくなる情報を独自の目線でドラマを先読みして解説いたします。8分で解る!べらぼう第26回予想解説。この動画の内容は一部、史実やガイドブックを元に考察しており実際の放送内容と異なる部分もあります。参考程度にご覧ください。
今回の「特選ポイント」
瀬川と蔦重に子供がいた?東洲斎写楽誕生!その正体は?10代将軍死去で意次老中解任?
天明6年(1786年)8月25日、将軍家治が死去しその2日後のの8月27日に老中だった田沼意次は辞任させられ、雁間詰に降格するとその年の10月に、家治時代の加増分の2万石を没収され、さらに大坂にある蔵屋敷の財産の没収と江戸屋敷の明け渡しも命じられました。また意次が建てた遠江国榛原郡(現在:静岡県牧之原市)にあった相良城は打ち壊され、城内に備蓄されていた8万両のうちの1万3千両と塩・味噌を備蓄用との名目で没収され、松平定信が徳川御三家の推挙を受けて老中首座となり、少年期の第11代将軍徳川家斉の・将軍輔佐となり幕閣から旧田沼系を一掃粛清し、祖父・吉宗の享保の改革を手本に寛政の改革が始まっていきました。
3つのポイント
それではここからは第26話の予想ポイントについて解説していきます
1️⃣瀬川と蔦重に子供がいた?
2️⃣瀬川の子が東洲斎写楽になる?
3️⃣喧嘩別れ?瀬川が再び姿を消す
それでは1つずつ解説させていただきます
1️⃣瀬川と蔦重の再会
日本橋の耕書堂をたずねた元5代目瀬川は、斎藤あざみと名乗り、源太郎(蔦丸)と名乗る7歳になる男の子を連れていました。あざみ(瀬川)は、鳥山検校と離縁したあと、深川に住む飯沼家に嫁いでいましたが、主人の飯沼はすぐに亡くなりました。その後、この屋敷に出入りしていた大工・結城八五郎の紹介で、八丁堀に住む阿波徳島藩主蜂須賀家お抱えの能役者・斎藤十郎兵衛の屋敷に女中として住むようになりました。源太郎は名目上、斎藤家の養子として入り、「斎藤源太郎」と名乗っていましたがこれは、斎藤十郎兵衛の幼名でもありました。しかしあざみ(瀬川)は、我が子への思いを込めて、蔦重の「蔦」の一字を取り「蔦丸」と呼んでいました。八丁堀から耕書堂のある日本橋までは、歩いて30分ほどの距離でしたが、あざみ(瀬川)は屋敷の主人に頼まれて本を探しに来たと言いました。源太郎(蔦丸)は物静かでしたが、人の表情や仕草を観察することに長けていました。父を知らぬまま育った源太郎(蔦丸)は、屋敷の主人である斎藤十郎兵衛の能の稽古や、客人との会話、役者たちの出入りをこっそりと見ては、紙切れにその姿を描いていました。その様子を見たあざみ(瀬川)は、源太郎(蔦丸)を耕書堂の連れていき蔦重に会わせると、「重三、この子の書いた絵を見てくれよ」と言い、源太郎(蔦丸)の描いた役者の絵を見せました。その絵を見た蔦重は目を見開き、「なんだこの絵は…こんな眼で人を見ている絵、見たことがねえ」とつぶやき、源太郎(蔦丸)をじっと見つめました。
2️⃣瀬川の子が東洲斎写楽になる?
源太郎の描いた絵をみた蔦重は、その絵に書かれた役者の厳しい表情に驚きました。当時の役者絵は人気の役者の名場面をそっくりに描き、その役者の演じる役に合わせた表情を描く絵が主流でした。しかし源太郎の描く役者絵は、厳しい眼差し、面の下の顔の変化など、役者たちの裏の素顔をリアルに映し出され、これは源太郎が幼い頃から斎藤十郎兵衛の屋敷でみてきた、稽古中の十郎兵衛の厳しい目が描かれていったのだと見られています。ある日、源太郎が捨てた落書きを拾った蔦重は、その大胆な構図、誇張された表情、しかし芯を捉えた絵。その異質な才能に気づき、源太郎を弟子として絵師に育てたいとあざみ(瀬川)に伝えました。しかし源太郎は、子供の頃から、鳥山検校の子供ではないかと周りから言われ、自分の存在を名乗ることすら拒み、「母上のためにも、影のままでいい」と言いました。そこで蔦重は、それなら姿形を隠して、謎の絵師として描けばいい。といい「お前が育ったのは、江戸の東の洲の斎藤家。だから、「東洲斎」。そしてお前の描く絵は、役者の面の裏の裏、心ん中のグラつきまでズバッと切り取ってやがる。それが不思議と見てて気持ちがいい。痛いとこ突くのにどこか笑えて、楽しい。」だがただの楽しさじゃねぇ。内側の楽しさ、魂の奥でくすぶるほんとの顔を引っ張り出す。お前の絵には、それがある。観るヤツの心をガツンと揺さぶって、ニヤリとさせる魔力がある。」「よし、決めた! 写楽だ!楽を写す!「どうだ、気に入ったかい? 東洲斎写楽、これが江戸一番の絵師の名ってわけよ。」といいました。そして蔦重は耕書堂の近くに部屋をかり、あざみ(瀬川)とその子を専属の絵師として迎え入れました
3️⃣瀬川が再び姿を消す?
一方、蔦屋の二階で住み込みをしながら江戸一番の絵師を目指して歌麿の元に、唐来三和が洒落本の出版の打ち合わせで訪れると「最近、蔦屋さんは八丁堀に住む役者絵を描く子供のプロヂュースを始めたらしいんだけど、その可愛がりと力の入れようが半端なくて、巷では、蔦屋さんの隠し子じゃねえかって噂になってるんだ」といいました。そしてその絵を歌麿に似せると、まだ幼いながらも驚異を感じるようになっていきました。そんなある日は歌麿は「血のつながりもなけりゃ、名もなかった。拾われて、育てられて、絵を描いて、おいらにはあの人に褒められるのが嬉しかった。「江戸一番の絵師にしてやる」なんて言葉、今でも耳に残ってる」「けど、オレがこのままここに居座ってちゃ、写楽は“江戸一番”になれねぇかもしれねぇ。蔦重のほんとうの子供のために、道を空けるのがスジってもんか。と一人部屋で荷物をまとめ始めました。歌麿が姿を消したことに気付いた蔦重は、あざみ(瀬川)にそのことを話すと「あんた、どこまで馬鹿なんだ?歌麿の気持ち考えたことあるのかい?あの子だってあんたの子だったんだよ」というと、あざみは子供を連れて再び蔦重の前から姿を消しました。
※この内容は一部ドラマのあらすじを予測して解説した内容になり、実際の放送内容とは異なる場合もあります。
(1話)「ありがた山の寒がらす」2025年1月5日
大河ドラマ「べらぼう」いよいよ放送開始!主演は横浜流星。写楽、歌麿を世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の物語が始まる。
(2話)吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸』2025年1月12日
蔦屋重三郎(横浜流星)は、吉原の案内本“吉原細見”で客を呼び寄せる案を思いつく。その序文の執筆を依頼するため、江戸の有名人・平賀源内(安田顕)探しに奔走する!
(3話)千客万来『一目千本』2025年1月19日
蔦重(横浜流星)は資金を集め北尾重政(橋本淳)と共に女郎を花に見立てた本『一目千本』に着手。本作りに夢中な蔦重を許せない駿河屋(高橋克実)。親子関係の行方は…。
(4話)『雛(ひな)形若菜』の甘い罠(わな)2025年1月26日
蔦重(横浜流星)は西村屋(西村まさ彦)と共に、呉服屋の入銀で錦絵の制作を順調に進めるが…。城内では、田沼意次(渡辺謙)による賢丸(寺田心)の養子計画に暗雲が…。
(5話)「蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)」2025年2月2日
【作】森下佳子【出演】横浜流星,安田顕,小芝風花,井之脇海,小野花梨,中村蒼,片岡愛之助,高橋克実,里見浩太朗,渡辺謙,正名僕蔵,六平直政,かたせ梨乃ほか
(6話)鱗(うろこ)剥がれた『節用集』2025年2月9日
蔦重(横浜流星)は、鱗形屋(片岡愛之助)と新たな青本を作る計画を始める。そんな中、須原屋(里見浩太朗)から『節用集』の偽板の話を聞き、蔦重にある疑念が生じる…。
(7話)好機到来『籬(まがき)の花』2025年2月16日
蔦重(横浜流星)は今の倍売れる細見を作れば、地本問屋仲間に参入できる約束を取り付ける。しかし西村屋(西村まさ彦)と小泉忠五郎(芹澤興人)が反発し、阻もうとする。
(8話)逆襲の『金々先生』2025年2月23日
『節用集』の偽板を作ったとして捉えられた鱗形屋(片岡愛之助)が釈放される。蔦重(横浜流星)と作った『金々先生栄華夢』が鱗形屋が鱗形屋からうりだされるが…。
(9話)玉菊灯籠恋の地獄2025年3月2日
花の井が5代目瀬川(小芝風花)に襲名するとたくさんの富豪たちが吉原を訪れ、その中で幕府公認の高利貸し業を営む鳥山検校(市原隼人)が瀬川に身請けを申し付けるが…。
(10話)「青楼美人」の見る夢は2025年3月9日
吉原では、身請けが決まった瀬川(小芝風花)最後の花魁道中が年の瀬に行われることが決まり、錦絵本「青楼美人合姿鏡」が完成し販売されますが…。
(11話)富本、仁義の馬面は2025年3月16日
蔦重(横浜流星)作の錦絵本「青楼美人合姿鏡」は値段が高く一向に売れず、借金を抱えた蔦重は何とか手立てはないかと考え吉原で祭りを開くことになりますが…。
(12話)俄(にわか)なる「明月余情」2025年3月23日
吉原で今年も俄祭りが行われますが吉原大分裂の危機?この決着は各店ごとの出し物で勝負をするいう蔦重に提案で、祭り最終日に自体は思わぬ展開へと発展していきます
(13話)タイトル未定 2025年3月30日
鱗形屋がまた偽版の「節用集」を売って奉行所に捕らえらてしましました。その原因は座頭からの借金の過酷な取り立てだとわかり田沼意次は座頭金の実態調査に乗り出しました…。
(14話)タイトル未定 2025年4月6日
鳥山が幕府から取り調べを受け入獄すると奉行者から妻瀬川との離縁が言い渡され、蔦重はすぐ瀬川と世帯を持ち本屋を開業するつ約束をしました
(15話)タイトル未定 2025年4月13日
蔦重は、吉原で本屋「耕書堂」を始めましたが、瀬川を失った悲しみから立ち直れず、腑抜け状態となってしまいました。
(16話)タイトル未定 2025年4月20日
ある朝源内が目を覚ますと手元に血のついた刀があり久五郎が血を流して死んでおり、奉行所は源内が斬ったとみて牢獄に入れ取り調べをしますがその後、源内が獄死したとの知らせがはいり…
【出演】
主演 蔦屋重三郎役
俳優 横浜 流星さん
平賀源内役
俳優 安田 顕さん
花の井(五代目瀬川)役
俳優 小芝 風花さん
田沼意知役
俳優 宮沢 氷魚さん
長谷川平蔵宣以役
俳優 中村 隼人さん
松平武元役
俳優 石坂 浩二さん
鱗形屋孫兵衛役
俳優 片岡 愛之助さん
駿河屋役
俳優 高橋 克実さん
須原屋市兵衛役
俳優 里見 浩太朗さん
田沼意次役
俳優 渡辺 謙さん
動画内参考資料 引用
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~前編 (NHK出版)
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~「THE Book1」(東京ニュース通信社)
NHK2025年大河ドラマ完全読本(産経新聞出版)
東京都立図書館
国文学研究資料館所蔵
国立文化財機構所蔵品統合検索システム
東京都立中央図書館蔵
フリー素材 いらすとや
動画AC
Wikipedia
NHK(C)
べらぼう公式サイト
https://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/
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OPジングル:音筏アドレス:https://rotmcits.com/
コメント
瀬川の子供が、斎藤十郎兵衛とすり替わるあらすじで面白いですね。
蔦丸君ひょっとして幼少期の柯理を演じた子役の男の子が演じてたりして。 写楽はしゃらくせいから来たのかと思っていましたが。蔦重このときすでに結婚していたんでしょうか?
歌麿も蔦丸も帰ってきて~( ノД`)
全国の神社を巡る旅-私を神社に連れてって 様
また来ちまいましたよ! いやァ、今回もびっくり下谷の広徳寺!
あっしは「写楽」って言ったら寿司なんですが、
写楽が正体不明をいいことに、蔦重にィさんの御落胤にしちゃうとは・・!
でも今じゃ定説になってる斎藤のおっさんの名前を入れてますわね!
おまけに東の斎藤さんだから「東洲斎」!
まったく森下さん、恐れ入谷の鬼子母神!!
それにしても蔦重にィさん・・・
八年も立って「アンタの子だよ」なんて言われちゃあ
最初の言葉は「ほんとか?」じゃないんですかねぇ(笑)
今でもそれを逆手にとって悪さをする姐さん達がいらっしゃるから、
「その手は桑名の焼き蛤 !!」って認知しないにィさん方がいらっしゃるんでしょうねぇ・・
ってなことで、今日はここらで消えまする~
・・にしても長ぇコメントだな!!
能は面をかぶるから、表情はない。まあ 能面には かすかな表情があるにはあるが。下を向いてこっそり笑い、上(天)を仰いで不運を嘆く。(下を向いて泣く 上を向いて笑う という逆の解説もあるが実際にはそうなっていない)つまり能面の表情はあるが極めてあいまいで実際の人間の表情筋にははるかに劣る。 能は形式美であり、語りが主でそれに簡単な所作をつけたもの。能の所作から写楽の生き生きしたデフォルメは出ないと思う。 写楽は歌舞伎いわゆる傾奇者(自由表現者)をたっぷり見て育った人だ。 と思うよ。