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このチャンネルでは2025年度NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のドラマ解説をしています。今回は4月27日放送の第17回17話、と5月4日放送予定の第18回の重要な出来事や登場人物の情報などを予測して解説します。ドラマの世界感が理解できドラマがもっと楽しくなる情報を独自の目線でドラマを先読みして解説いたします。8分で解る!べらぼう第18回予想解説。この動画の内容は一部、史実やガイドブックを元に考察しており実際の放送内容と異なる部分もあります。参考程度にご覧ください。
第17話あらすじ
第17話では、蔦重は、松葉屋で、今まで見たことがない繊細な筆使いの美人画と出会いました。蔦重が「この絵は誰が書いたのだと」きくと、そこに一人の青年があらわれ、名は「歌丸」と名乗り、その絵は自分が書いたといいました。すると蔦重は、その青年を耕書堂に絵描きとし雇い、蔦屋の2階に住まわせて、江戸を誇る絵師として世に売り出すと決意しました。蔦重は青年を蔦屋につれてくると、どこか懐かしそうにあたりを見渡しました。すると店の外にいた若い女性が、その青年をみつめると、「おまえさん、ひょっとして、からまるかい?」とたずねると、青年はうつむいたまま返事をしませんでした。
3つのポイント
それではここからは次回第18話の予想ポイントについて解説していきます
1️⃣鱗形屋孫兵衛が江戸に戻る?蔦重との関係はどうなった?
2️⃣蔦重が教科書を出版!往来物とは?
3️⃣瀬川が内緒で蔦重の子供を出産?
1️⃣ 鱗形屋孫兵衛の再起
安永十年(1781年)、鱗形屋孫兵衛は長きにわたる江戸追放が溶け、また江戸に戻ってきました。孫兵衛はかつての取引先や作家たちを訪ねましたが、すでに孫兵衛の名は失墜し、彼を迎え入れる者はいませんでした。そのころ江戸の出版界では、すでに新たな勢力が台頭し、蔦重も精力的に書籍や錦絵の出版を手掛け、孫兵衛は自らの名声を取り戻すには新たな挑戦が必要だと悟り、覚悟を決め蔦重の元を訪ねました。すると蔦重は孫兵衛の出版に対する情熱を感じ取り、慎重ながらも協力を申し出るといい、二人は互いの経験を生かし、次第に孫兵衛は信頼を回復していきました。しかし、時代の流れは厳しく、かつてのように鱗形屋を繁栄させることは難しく、孫兵衛は廃業を決意します。その後、孫兵衛は、西村屋与八を訪ね店を手伝い、養子となり、そこで新たな人生を歩み始めました。やがて西村屋は孫兵衛の二男に二代目を継がせると、かつて鱗形屋で刊行した書籍の版権を受け継ぎ、孫兵衛自身は表舞台から退いていきました。しかし孫兵衛と蔦重が築いた信頼と出版の精神は、その後も江戸の文化の中で生き続け、鱗形屋孫兵衛の名は江戸の出版史に確かな足跡を残しました。
2️⃣蔦屋重三郎と往来物の挑戦
天明年間(1780年頃)、江戸の町では洒落本や黄表紙の人気が高まり、読書文化が急速に広まる中、版元蔦重は、それまで娯楽本を中心に手掛けてきましたが、教育の普及にも関心を寄せ、当時、寺子屋で使われる教科書「往来物(おうらいもの)」の出版へと事業を拡大していきました。往来物は、主に商家や武家の子弟向けに作られていましたが、これらは商業文書の書き方や道徳、漢学の知識などを教えるもので、古くから存在していため多くは堅苦しく、時代にそぐわないものでした。ある日、蔦重は寺子屋の師匠たちから「今の往来物は難しすぎて、子どもたちが覚えるのに苦労している。もっとわかりやすく、実生活に役立つものがあればよいのだが……。」と聞かされました。蔦重はこの言葉に心を動かし、娯楽本で培った編集の手腕で、誰もが学びやすく、実践的な往来物を作れないかと考えました。しかし、往来物の出版には大きな壁があり従来の往来物は、名のある学者や老舗の版元によって作られいたため新参の蔦屋が簡単に参入できる分野ではなく、さらに、江戸幕府は教育に関わる出版物に対して慎重であり、幕府の許可がなければ往来物の出版はできなかったからでした。そこで蔦重はそうしたら幕府の目を引く内容になるか考えます。そして蔦重は江戸の商人たちが日常で使う実用的な手紙の書き方や、商取引に必要な算盤の基礎を取り入れた新しい往来物を作ることを決意しました。そして、幕府の許可を得るため、儒学者や商家の有力者に協力を仰ぎ、内容を吟味し、江戸町奉行で出版や風俗取締りに関与していた曲淵景漸(まがりぶち かげゆき )に話をしますが慎重な姿勢を見られます。そこで、重三郎は吉原で、彼らの心をほぐす宴席を設けると、知的な遊女が話し相手となり、「庶民にも学問を広めることの重要性」を巧みに説き役人の機嫌を取りました。すると役人たちは「往来物ならば風俗壊乱の心配はない」として老中を務めた水野忠友の側近の役人も吉原で接待すると、すぐ許可が下りました。さらに蔦重の出版した往来物は、より実用的でわかりやすく、商人や庶民の子どもたちにも学びやすいよう工夫され「これなら子どももすぐに覚えられる!」「実際の商売にも役立つ内容だ!」そうした声が広まり江戸で大ヒットをしました。
3️⃣瀬川が内緒で蔦重の子供を出産?(1.0)
一方、吉原の祭のさなか足抜けした小田新之助と、うつせみが、平賀源内の死を聞かされ、深川にある源内のはかを訪れました。新之助は鎌倉幕府の有力な御家人の家系の三男坊でしたが、ある理由からその地位を捨て、平賀源内と共に炭売りをしながら長屋での生活を送っていましたが、、女郎うつせみと恋仲になり吉原から逃げ出し、いまは、うつせみの故郷でひそかに農家の手伝いをしていました。源内の墓参りを終えた、新之助とうつせみが、深川を歩いていると、飯沼という屋敷の前で、二人は瀬川にばったり遭遇しました。瀬川は赤ん坊を抱きかかえて、二人に気ずくと「このこかい?、誰かに似てはいないかい?」と聞くと「このこはね、わっちと重三の子だよ」といいました。
この内容は一部ドラマのあらすじを予測して解説した内容になり、実際の放送内容とは異なる場合もあります
(1話)「ありがた山の寒がらす」2025年1月5日
大河ドラマ「べらぼう」いよいよ放送開始!主演は横浜流星。写楽、歌麿を世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の物語が始まる。
(2話)吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸』2025年1月12日
蔦屋重三郎(横浜流星)は、吉原の案内本“吉原細見”で客を呼び寄せる案を思いつく。その序文の執筆を依頼するため、江戸の有名人・平賀源内(安田顕)探しに奔走する!
(3話)千客万来『一目千本』2025年1月19日
蔦重(横浜流星)は資金を集め北尾重政(橋本淳)と共に女郎を花に見立てた本『一目千本』に着手。本作りに夢中な蔦重を許せない駿河屋(高橋克実)。親子関係の行方は…。
(4話)『雛(ひな)形若菜』の甘い罠(わな)2025年1月26日
蔦重(横浜流星)は西村屋(西村まさ彦)と共に、呉服屋の入銀で錦絵の制作を順調に進めるが…。城内では、田沼意次(渡辺謙)による賢丸(寺田心)の養子計画に暗雲が…。
(5話)「蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)」2025年2月2日
【作】森下佳子【出演】横浜流星,安田顕,小芝風花,井之脇海,小野花梨,中村蒼,片岡愛之助,高橋克実,里見浩太朗,渡辺謙,正名僕蔵,六平直政,かたせ梨乃ほか
(6話)鱗(うろこ)剥がれた『節用集』2025年2月9日
蔦重(横浜流星)は、鱗形屋(片岡愛之助)と新たな青本を作る計画を始める。そんな中、須原屋(里見浩太朗)から『節用集』の偽板の話を聞き、蔦重にある疑念が生じる…。
(7話)好機到来『籬(まがき)の花』2025年2月16日
蔦重(横浜流星)は今の倍売れる細見を作れば、地本問屋仲間に参入できる約束を取り付ける。しかし西村屋(西村まさ彦)と小泉忠五郎(芹澤興人)が反発し、阻もうとする。
(8話)逆襲の『金々先生』2025年2月23日
『節用集』の偽板を作ったとして捉えられた鱗形屋(片岡愛之助)が釈放される。蔦重(横浜流星)と作った『金々先生栄華夢』が鱗形屋が鱗形屋からうりだされるが…。
(9話)玉菊灯籠恋の地獄2025年3月2日
花の井が5代目瀬川(小芝風花)に襲名するとたくさんの富豪たちが吉原を訪れ、その中で幕府公認の高利貸し業を営む鳥山検校(市原隼人)が瀬川に身請けを申し付けるが…。
(10話)「青楼美人」の見る夢は2025年3月9日
吉原では、身請けが決まった瀬川(小芝風花)最後の花魁道中が年の瀬に行われることが決まり、錦絵本「青楼美人合姿鏡」が完成し販売されますが…。
(11話)富本、仁義の馬面は2025年3月16日
蔦重(横浜流星)作の錦絵本「青楼美人合姿鏡」は値段が高く一向に売れず、借金を抱えた蔦重は何とか手立てはないかと考え吉原で祭りを開くことになりますが…。
(12話)俄(にわか)なる「明月余情」2025年3月23日
吉原で今年も俄祭りが行われますが吉原大分裂の危機?この決着は各店ごとの出し物で勝負をするいう蔦重に提案で、祭り最終日に自体は思わぬ展開へと発展していきます
(13話)タイトル未定 2025年3月30日
鱗形屋がまた偽版の「節用集」を売って奉行所に捕らえらてしましました。その原因は座頭からの借金の過酷な取り立てだとわかり田沼意次は座頭金の実態調査に乗り出しました…。
(14話)タイトル未定 2025年4月6日
鳥山が幕府から取り調べを受け入獄すると奉行者から妻瀬川との離縁が言い渡され、蔦重はすぐ瀬川と世帯を持ち本屋を開業するつ約束をしました
(15話)タイトル未定 2025年4月13日
蔦重は、吉原で本屋「耕書堂」を始めましたが、瀬川を失った悲しみから立ち直れず、腑抜け状態となってしまいました。するとそこに、平沢が訪れ蔦重に青本を作らないかと持ちかけますが…
(16話)タイトル未定 2025年4月20日
ある朝源内が目を覚ますと手元に血のついた刀があり久五郎が血を流して死んでおり、奉行所は源内が斬ったとみて牢獄に入れ取り調べをしますがその後、源内が獄死したとの知らせがはいり…
(17話)タイトル未定 2025年4月27日
【出演】
主演 蔦屋重三郎役
俳優 横浜 流星さん
平賀源内役
俳優 安田 顕さん
花の井(五代目瀬川)役
俳優 小芝 風花さん
田沼意知役
俳優 宮沢 氷魚さん
長谷川平蔵宣以役
俳優 中村 隼人さん
松平武元役
俳優 石坂 浩二さん
鱗形屋孫兵衛役
俳優 片岡 愛之助さん
駿河屋役
俳優 高橋 克実さん
須原屋市兵衛役
俳優 里見 浩太朗さん
田沼意次役
俳優 渡辺 謙さん
動画内参考資料 引用
「NHK大河ドラマガイド」べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~前編 (NHK出版)
NHK大河ドラマガイドべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~「THE Book1」(東京ニュース通信社)
NHK2025年大河ドラマ完全読本(産経新聞出版)
東京都立図書館
国文学研究資料館所蔵
国立文化財機構所蔵品統合検索システム
月岡芳年画「徳川十五代記畧 大猷公の十三回忌綱家公日光社参上図」東京都立中央図書館蔵
フリー素材 いらすとや
動画AC
Wikipedia
NHK(C)
べらぼう公式サイト
https://www.nhk.jp/p/berabou/ts/42QY57MX24/
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オープニングジングル サイト名:音筏
アドレス:https://rotmcits.com/
コメント
鱗形屋さんと仲直りできてよかったですね。それにしても蔦重の営業力はすごいですね
杉浦日向子さんが存命でしたら確りした時代考証したと思います。