NHK大河ドラマ「光る君へ」第44回、望月の歌!めざせかしまし歴史チャンネル
11月16日全国一斉開催(参加無料)平塚市博物館、#道長と同じ月を見上げよう
10年に一度のチャンス!1006年の時を超えた天体ショー!2024年11月16日午後6時29分~午後9時頃、道長が詠んだ「望月の歌」と同じ形の月が夜空に昇ります。
「道長と同じ月を見上げよう」
NHK大河ドラマ「光る君へ」
平塚市博物館 塚田健さん(拡散希望)
11月16日全国一斉開催(参加無料)
1018年10月に時の権力者、藤原道長が詠んだと言われる「望月の歌」と同じ形の月が、2024年11月16日(土)にお天気ならば、皆さんのお住いの場所からご覧いただくことができるそうです。平塚市博物館の学芸員の塚田健さんは、「#道長と同じ月を見上げよう」キャンペーンを開催。道長が見たであろうものとほぼ同じ月を観察し、SNSなどで共有することを呼び掛けています。みなさんも同じ時間に一緒に夜空を眺めて、キャンペーンに参加しませんか?
現在、毎週日曜日夜8時より、NHK総合テレビで放送されています「NHK大河ドラマ」光る君へにも登場します、柄本佑さんが演じる平安時代の貴族「藤原道長」が、三女の藤原威子が後一条天皇の中宮(正妻)として立后された日に行われた祝いの宴の日の夜に詠んだ「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」という著名な和歌の「望月の歌」が11月17日放送の44話「望月の夜」の中に登場します。その前日の11月16日の夜に1006年前に藤原道長がこの望月の歌を詠んだ時に見上げたであろう月とほぼ同じ形の月が夜空に昇るそうです。この奇跡のような瞬間をぜひ、みなさんも一緒に体験しませんか?
【参加方法】
参加方法は簡単です。11月16日午後6時29分~午後9時頃に皆さんのお住いの場所、お出かけ先で夜空を見上げ、輝く月を見上げるだけです。千余年の時を超えて藤原道長がみたと言われる同じ形の月が見られます。11月16日にはぜひ一緒に月を見上げましょう。そして、そのことを皆さんで共有しましょう。月を見たり写真に撮ったり、ハッシュタグ「#道長と同じ月を見上げよう」とともに、ぜひSNSに投稿してください。私たちも、道長たちに負けないくらい、盛り上がりましょう!
平塚市博物館の学芸員である塚田健氏は、「#道長と同じ月を見上げよう」キャンペーン開催し道長が見たであろうものとほぼ同じ月を観察し、SNSなどで共有することを呼び掛けています。奇しくも、翌日の11月17日に放送されるNHKの大河ドラマ『光る君へ』にてこの望月の歌が詠みあげられるとのことです。
この望月の歌は1000年以上前に詠まれた和歌ですが寛仁2年冬に藤原の実資によって書かれた『小右記』における望月の歌は藤原道長は祝宴の席でこの歌を詠んだと伝わっています。平安時代の公卿「藤原道長」は、三女・藤原威子が後一条天皇の中宮(/正妻)として立后された日に行われた祝宴の日である寛仁2年10月16日に次のような歌を詠んだと伝えられています。
此世乎は 我世と所思 (望月乃 虧)たる事も 無と思ヘハ
(この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば)
通称『望月の歌』とも称されるこの和歌が詠まれた時、藤原道長は摂政と太政大臣を辞任して太閤となっておりましたが太皇太后・皇太后・中宮の三后全てが道長の娘であるという状況から、摂関政治の絶頂期にあったとされているそうです。太皇太后(先々代の天皇の皇后)は長女彰子(あきこ)、皇太后(先代の天皇の皇后)次女・妍子(きよこ)。そして中宮に三女・藤原威子(たけこ)が立后しました。望月の歌は、満月(望月)は少しも欠けがないことから、この世は自分のものである、栄華を誇った道長の驕りの象徴であるとする解釈が有名ですが道長が若いころに苦労したことを振り返り、驕りというよりも感嘆に近い感情を詠んだものであるとする解釈もあるそうです。また、満月から少しだけ欠け始めた月であることから栄華は儚いものであると自覚していたことを詠んでいるとする解釈や単に酔った勢いで詠んだだけに過ぎないとする説もあるそうです
歌が詠まれたのは寛仁二年十月十六日(1018年11月26日)で道長の三女・威子(たけこ)が後一条天皇の中宮に立てられ、その祝いの宴席でのことでした。その日の月は7時過ぎに満月となっていて、宴が催された時刻には、ほんの少しだけ欠けた月が臨めたとみられています。そして今年2024年の陰暦十月十六日は11月16日。満月となるのは同日6時29分。したがって21時頃には、ほんの少しだけ欠けた月が見られ道長が望月の歌を詠んだときに見た月とほぼ同じ形の月が見らるそうです。( sorae編集部/彩恵りりさん /yahooニュース)現象としては、10数年に1回起こることだそうですが、このときを逃すと次は10年後です。ぜひこのチャンスをお見逃しなく
望月の歌に関しては、実資の書いた小右記と言う日記の内容からいくつもの説がありますが、底本である前田本「小右記」はこの部分が焼損していて、江戸時代に書写された新写本(秘閣本や陽明文庫など)から後世に伝わったとされています。厳密に言うと、道長の書いた「御堂関白記」には、歌の内容は書かれていませんが、「1018年10月16日、立后の儀式機の 隠座(二次会の宴席)で上機嫌だった道長は、私は和歌を詠んだ。人々はこの和歌を詠唱した」としか書かれていません。おっしゃる通り紫式部日記にも、行成の権記にも記録はありません。道長が皆に詠唱させたのか、実資が皆に詠唱させたのかはわかりませんが、この前後の実資の日記の内容からしても、陥れる為の記録の印象操作の可能性も充分考えられると思いますが、今回のドラマでは、道長がこの歌を詠んだあと、実資に返歌を求めましたが、実資は、あまりにも優美な歌なので返歌は詠めない。といい、代わりに皆でこの歌を唱和しようと呼びかけた。と言う説が再現されるようです。近年の大河ドラマは史実を完全に再現するものから、少しずつ創作の部分が増えてきたように思いますが、現時点では、どの説が正しいかは断言はできないと思われます。
NHK出版公式ガイドブック「NHK大河ドラマガイド光る君へ完結編」について
著者情報:MHK出版
脚本:大石静 作
完結編インタビューに登場の出演者
吉高由里子(まひろ/紫式部役)
柄本佑(藤原道長役)
岸谷五朗(藤原為時役)
南沙良(藤原賢子役)
見上愛(藤原彰子役)
渡邊圭祐(藤原頼通役)
塩野瑛久(一条天皇役)
木村達成(居貞/三条天皇役)
三浦翔平(藤原伊周役)
竜星涼(藤原隆家役)
伊藤健太郎(双寿丸役)
凰稀かなめ(赤染衛門役)
動画内参考資料 引用
NHK出版「光る君へ」後編
NHK大河ドラマガイド光る君へ完結編
東京ニュース通信社「光る君へ」Book2
国文学研究資料館所蔵
平塚市博物館の学芸員・塚田健氏(X)
sorae編集部/彩恵りりさん /yahooニュース
小学館:学習まんが人物館
講談社現代新書:紫式部と藤原道長
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コメント
面白そうですね。お天気だったら見てみます。
ロマンチックですね。
参加します