寝台列車に乗り込む女性 同室となった粗野なロシア人炭鉱作業員にうんざり 「コンパートメントNo.6」予告

映画予告

2023年2月10日より劇場公開される、第74回カンヌ映画祭でグランプリを獲得した映画「コンパートメントNo.6」の、日本版予告が公開された。
 
 映像は、フィンランドから留学中の学生ラウラが、モスクワで寝台列車にひとりで乗り込むシーンから始まる。同室となった粗野なロシア人の炭鉱作業員リョーハの振る舞いや言動にうんざりするラウラは、「フィンランド語で『愛してる』はどう言う?」と酔っ払って問いかけるリョーハに、「“ハイスタ・ヴィットゥ”(くたばれ)よ」と答える。その後のシーンでは、地球最北端の駅ムルマンスクを目指す長い道中で、次第にラウラのまなざしや雰囲気が変化していく様子や、ラウラの元恋人が女性であることなどが描かれている。
 
 予告編で流れている楽曲は、1986年にフランス人のDesireless(デザイアレス)が歌い、ヨーロッパ中で大ヒットした「Voyage Voyage」。「旅」というタイトルを持つ同曲は、1980年代らしいフレンチ・エレクトロニック・ディスコで、1990年代を舞台にした本編でも印象的に使用されていることから、予告編でも全面的に採用された。
 
 「コンパートメントNo.6」は、恋人にドタキャンされ、世界最北端の駅へ向かう寝台列車に一人で乗り込んだ学生ラウラが、6号コンパートメントで粗野な炭鉱作業員のリョーハと乗り合わせるという物語の作品。最悪の出会いではじまる最愛の旅を、メランコリーとオフビートなユーモアを交えて描く。監督を務めるのは、フィンランドの新たな才能であるユホ・クオスマネン。監督第2作にしてカンヌ映画祭グランプリを獲得した。 
 
【作品情報】
コンパートメントNo.6
2023年2月10日(金)、新宿シネマカリテほか全国順次公開
配給:アット エンタテインメント
© 2021 – AAMU FILM COMPANY, ACHTUNG PANDA!, AMRION PRODUCTION, CTB FILM

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